パリ、近代から現代へ
IGARASHI Taro Photo Archives 48


F・プイヨン《シテ・ムードン=ラ=フォレ》
Fernand Pouillon, Cité de Meudon-la-Forêt (Résidence Le Parc), 1962
avenue du Général de Gaulle, Meudon-la-Forêt, France
フェルナン・プイヨン(1912-1986)は、日本では『粗い石』の作者として知られるが、ウジェーヌ・ボードゥワンに師事し、マルセイユ旧港地区再建計画でオーギュスト・ペレの助手もつとめた、フランスの重要な建築家の一人である。50年代にフランス、アルジェリア、イランで夥しい作品を残すが、1961年にCNL (Comptoir National du Logement) の経営破綻が原因で投獄される。《シテ・ムードン=ラ=フォレ》は、1959年から現場が始まっていた。

外観
──プイヨンは獄中にて、ル・トロネをモデルにした修道院建設の小説『粗い石』を書いた。
Photo Archives 14 ロマネスク ル・トロネ修道院

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