フランス・ゴシック
FRANCE, GOTHIC
IGARASHI Taro Photo Archives 56


ボーヴェ大聖堂
1225-13世紀末、14世紀、16世紀
Cathédrale Saint-Pierre de Beauvais,1225- the end of the 13th century, the 14th century, the16th century

Beauvais, France

↑← 南東側外観
↑→ 南側ファサード
↓← 西側ファサード
↓→ 南西側外観


ゴシック大聖堂の高さ方向への試みはボーヴェで極限に至る。ここでは天井高48mという高さが実現されたが、13世紀後半に完成した内陣は、10数年後にヴォールトが崩落してしまう。14世紀になってから支柱の数を増やしてようやく内陣が再建され、さらに中断を経てから16世紀には交差部に高さ153mの塔が建設される。しかし、この塔も完成後まもなく自然倒壊してしまい、結局、身廊部分の建設は断念され、ボーヴェは交差廊と内陣だけの変則的な形態の大聖堂となった。

PREVIOUSNEXT
Photo Archivesのトップページへ戻る 10┼1 web siteのトップページへ戻る