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齋木克裕展 Non-Architectural Photographs(中央区・5/23-6/17)

齋木克裕は、ニューヨーク・東京を拠点にして、都市空間に目を向けた写真作品に取り組む美術作家です。空や建築といった風景を撮影し、それらを立体的な要素として組み合わせ、構造物を再構成しています。

ストレートに撮影した写真を用いて画面の平面性を強調した作品や、立体に貼り付け、平面をパターン化した作品から、観る人は視差の運動を感じずにはいられません。写真を連続してつなぎ合わせてできるリズムは、緊張感を生み出し、その中にコントロールされない歪みを残しています。軽くて単純でわかりやすいものを求めがちな時代に、齋木の作品は言葉にならない、私たちが気づかない何かを代弁するようです。

本展では、「Split」、「Arrangements」、「Reflection」、「Study for Metropolis」シリーズから、日本未発表の作品を含む代表作品を抜粋し、その魅力を紹介することで、齋木のこれまでの創作活動を俯職する展覧会とします。東京の歴史を見守ってきたビルにおいて、写真という具象性と、断片を構成して生まれる抽象性。齋木が15年滞在したニューヨークと、生まれ育った東京とで培われた美学は、どのような摩擦を起こし響き合うのかをご覧いただきたいと思います。[ウェブサイトより]


日時
2018年5月23日(水)- 6月17日(日)
11:00 - 18:00

会場
銀座レトロギャラリーMUSEE(ミュゼ)
(東京都中央区銀座1-20-17 川崎ブランドデザインビルヂング)

入場料
無料

ギャラリートーク
■5月26日(土)16:00 - 16:30
アーティスト×白川真由美(本展企画者)(定員20名)
■6月9日(土)16:00 - 17:00「非建築的な写真」
アーティスト×ゲスト梅津元(埼玉県立近代美術館学芸主幹/芸術学)(定員20名)

ウェブサイト
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