INFORMATION

建築家フォーラム第180回「建築という物語による都市の編纂(キュレーション)」(墨田区・7/16)

7月の建築家フォーラムの講演者は、多方面に天才的能力を持つ建築家・入江経一さんです。
近年、日本の近代建築は文化的建築物を未来に伝えることが非常に困難となっています。第180回のフォーラムでは、建築を個の視点ではなく都市や文化を編纂してゆく装置の一つとして考察し、建築界の《保存と再生》等が偏った状態で継続している点に注目します。講演者は、日常SNSを通じて的確な論点で建築と建築家の役割を社会に発表されています。
始めに入江氏の「2015都市の編纂プロジェクト」(神戸)で建築から都市へと拡張された視点を紹介します。一方、解体された「築地卸売市場」について、築地の建築が持っていた「都市と技術、人々の関係の歴史」を紹介していただき、建築界がまさに直面している建築の持続性の 問題も提起していただきます。
次に建築生産とその素材がどのように環境を形成したかを、2000 年以上前のローマから近代、未来へと続く流れで見ていき、「建築と都市」 「素材と社会」の持続可能性を、具体例を交えてお話しいただきます。素材の歴史では、特にローマンコンクリートにおけるポッツォラーナ、ヴィトルヴィウス(ギリシャ)による建築から素材までの知識、現在のコンクリートのイノベーションの例としてミラノ万博イタリア館の大理石を混ぜたコンクリート、超高強度のコンクリート、さらには CO2 を積極的に使用しCO2で固まり、異形鋼棒を使用しない次世代のコンクリートiCO2の紹介など、多岐にわたる話題で未来への可能性を提示していただきます。
以上の話題から今後の建築界、すなわち「人と都市と社会と建築の未来」を話し合えればと思います。 [開催概要より]


日時
2019年7月16日(火)
18:30 - 20:00(受付18:00)

会場
大光電機(株)両国ビル 講演会:10F
(東京都墨田区両国4-31-17)

講演会
講演者:入江経一(神戸芸術工科大学客員教授、情報科学芸術大学院大学・東京芸術大学:非常勤講師)
聞き手:今川憲英(東京電機大学名誉教授、株式会社 TIS&PARTNERS、株式会社Material speaks代表取締役)

参加費
建築家フォーラム会員:無料
法人会員(3名まで):無料
一般ビジター:2,000円
学生・院生ビジター:1,000円

申し込み
申し込み方法や問い合わせ先は開催概要をご確認ください
締切:2019年7月12日(金)

主催
建築家フォーラム

開催概要(PDF)
建築家フォーラム第180回「建築という物語による都市の編纂(キュレーション)」




このエントリーをはてなブックマークに追加

前の記事: 展覧会「ブルーインフラがつくる都市 -
次の記事: 早稲田まちづくりシンポジウム 2019
INDEX|総目次 NAME INDEX|人物索引 『10+1』DATABASE
ページTOPヘ戻る