建築は個別具体の実践を超えて、より大きなものを想像することができるのでしょうか。あるいは、そもそもその必要があるのでしょうか。本特集では「平成=ポスト冷戦」と捉え、建築家が大きなヴィジョンを声高に掲げることが(でき)ないと言われる時代のなかで、建築という枠組みや職能から考え直します。
建築史家の市川紘司氏と建築家の連勇太朗氏、そして新著『汎計画学』を準備中の八束はじめ氏による鼎談では、それぞれの視点で「平成=ポスト冷戦」を振り返りながら、社会との関わりやその手法、教育をめぐって議論します。また、インディペンデントキュレーターの長谷川新氏による論考では、戦中戦後の激変する社会のなかで、形式的なジャンルを超えて活躍したひとりの彫刻家の実践を取り上げます。
建築史家の市川紘司氏と建築家の連勇太朗氏、そして新著『汎計画学』を準備中の八束はじめ氏による鼎談では、それぞれの視点で「平成=ポスト冷戦」を振り返りながら、社会との関わりやその手法、教育をめぐって議論します。また、インディペンデントキュレーターの長谷川新氏による論考では、戦中戦後の激変する社会のなかで、形式的なジャンルを超えて活躍したひとりの彫刻家の実践を取り上げます。