所在地 竣工年 用途 作成者 |
素材No. |
ヴィンタートゥーア 1995 美術館 樽谷敦 |
増築部分における4面すべてのファサードは、独特の質感・表情をもつプロフィリットガラスによって構成される。2層に分けられる上部では、構造体であるコンクリートにこの半透明ガラスを貼ることで得られる断熱の役割に加えて、ガラスの透明/反射といった特性に変化を与えている。ここでは、硬質な素材としてのガラスは消えている。また、既存のネオ・クラシックな美術館の縦上レリーフである石に対して、この縦長の形状をもつプロフィリットガラスを列立させることで、建築のもつ方向性を同等に見ることができる。 |
(樽谷敦) |