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Visions of Japanは1991年にロンドンで行なわれた日本展です。建築はもちろん相撲や歌舞伎など、あらゆる日本の芸能が展示されていました。建築に関しては磯崎新さんがジェネラル・コミッショナーを担当し、彼が選んだ建築家「3I」が参加しました。石井和紘、石山修武、伊東豊雄の3人です。バブル期の寵児だった3人が、それぞれ「過去」「現在」「未来」というテーマで日本を外国に紹介するという展示でした。「未来」を表現した伊東さんの展示は、率直に言って、当時は何がやりたいのかよくわからなかった。しかし現在、当時のセットを見ると、彼の孫弟子にあたる石上純也のデザインを、すでに伊東さんがやっていたということに気づかされます。非常に象徴的な展示です。"