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視覚の実験室 モホイ=ナジ/イン・モーション(9/17-12/11)

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レオナルド・ダ・ヴィンチにも匹敵する多彩な仕事を展開し、20世紀美術に新しいヴィジョンをもたらした芸術家。それが、モホイ=ナジ・ラースローです。
モホイ=ナジは、社会主義革命や世界大戦が勃発する不安定な情勢下、母国ハンガリーからオーストリア、ドイツ、オランダ、イギリス、アメリカへと移り住みながら、「アートとテクノロジーの融合」を目指して実験を繰り返し、新たな芸術価値の創造に挑み続けました。
彼が手がけた仕事は、絵画、写真、彫刻、グラフィック・デザイン、舞台美術、映画と多岐にわたりますが、それらはいずれも、彼の革新的なアイデアが生み出した「光と運動による造形」でした。こうしたマルチ・アーティストとしての活躍のみならず、ドイツの総合芸術学校「バウハウス」で教鞭をとり、後にシカゴに設立された「ニュー・バウハウス」の校長を務めたモホイ=ナジは、教育者としても名を馳せ、その芸術理念や教育哲学は広く後世に伝えられています。
本展は、多数の貴重な初公開作品を含む遺族のコレクションを中心に、ハンガリー時代の素描や構成主義作品、代表作となるキネティック彫刻《ライト・スペース・モデュレータ》、カメラを使わない写真「フォトグラム」、アメリカ時代のカラフルな絵画など、国内外から集められた約270点によってモホイ=ナジの全貌を明らかにする、日本で最初の本格的な回顧展です。
展覧会ウェブサイトより]


会場:DIC川村記念美術館
   〒285-0078 千葉県佐倉市坂戸631番地
   URL:http://kawamura-museum.dic.co.jp/
会期:2011年9月17日(土)〜2011年12月11日(日)
開館時間:9:30-17:00
休館日:月曜日[ただし9/19、10/10は開館]、10/11(火)

入館料(税込):
一般 1,200円[1,000円]、学生・65歳以上 1,000円[800円]、小中学生・高校生 500円[400円]
※[]内は20名以上の団体料金

主催:DIC川村記念美術館
問い合わせ:TEL 0120-498-130
URL:http://kawamura-museum.dic.co.jp/exhibition/next.html


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