201703

タクティカル・アーバニズム──都市を変えるXSサイズの戦術

小規模で短期間での実践を、長期的な都市の変化へつなげる「タクティカル(戦術的)・アーバニズム」が注目を集めています。2010年ごろ、アメリカ・マイアミから始まったこの「戦術」は全世界に広まり、近年は日本の政策にも取り入れられはじめています。
本特集では、タクティカル・アーバニズムをはじめアメリカで活発化するアーバニズムとその根底にある思想、80年代から現在までの戦略的実践の事例から学ぶ「XSサイズの戦術」がもつ可能性と問題、そして日本での展開可能性を考えるべく、提唱者であるマイク・ライドン、アンソニー・ガルシア両氏によるテキスト、中島直人氏+太田浩史氏による対談、榊原充大氏による論考を掲載します。

『Tactical Urbanism: Short-term Action for Long-term Change』イントロダクション

マイク・ライドン(プランナー、The Street Plans Collaborative主宰)+アンソニー・ガルシア(建築家、The Street Plans Collaborative主宰)

路上のパラソルからビッグ・ピクチャーへ
──タクティカル・アーバニズムによる都市の新たなビジョンとは?

中島直人(都市計画研究者、東京大学工学部都市工学科准教授)+太田浩史(建築家、東京ピクニッククラブ共同主宰)

「合法的」なゲリラ的空間利用
──愛知県岡崎市「殿橋テラス」の実践から

榊原充大(RAD、建築家/リサーチャー)

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