201705

ファブリケーションの前後左右──ネットワーク時代の生産論

経済成長と人口増加を背景にして志向されてきた「プレファブリケーションによる建築の工業化」は、現在、日本において床面積の需要を満たし、一定の目的を達成し終えています。建築の管理や運用が課題となるなかで、改めて発注、設計、製作(制作)、使用という生産プロセス全体を解読し、再考する特集です。
吉村靖孝氏と林厚見氏の対談では、吉村氏により「ポストファブリケーション」が提唱され、流通や「あとでつくる」ことについて議論を交わしていただきました。また、連勇太朗氏、砂山太一氏は、現代的なネットワークや、デジタル技術によって変化した「つくること」を論じています。

「ポストファブリケーション」とそのデザイン

吉村靖孝(建築家)+林厚見(株式会社スピーク共同代表、東京R不動産ディレクター)

ファブリケーション、それは組み立てて捏造すること

連勇太朗(建築家/NPO法人モクチン企画代表理事)

デジタルファブリケーションを有効化するための5カ条

砂山太一(京都市立芸術大学美術学部特任講師)

PICK UP:

全球近代建築史に向けて

岡村健太郎+クスニェソフ・ドミトリー


INDEX|総目次 NAME INDEX|人物索引 『10+1』DATABASE
ページTOPヘ戻る