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建築国際展での日本の展示は、特に2000年なってから成功しているように思います。日本が経済をリードしているだけではなくて、おたく文化やコスプレなど、サブカルチャーの発信源となっていることを象徴する良い機会になっているのではないでしょうか。バブル期を思い返すと建築表現は盛んだったものの批評が少なかった。その頃に比べれば、だんだんと成熟してきて社会的メッセージを発信できていると思います。その次にくるのがリスボン建築トリエンナーレです。
出演者プロフィール
井坂幸恵1965年茨城県生まれ。建築家、デザイナー。多摩美術大学建築学科卒業。1991年芝浦工業大学建築工学修士課程を修了後、ラファエル・ヴィニオリ建築士事務所をへて、1997年ビルディング・エンバイロメント・ワークショップ(bews)を設立。2000年にヴェネツィア・ビエンナーレ、2007年リスボン建築トリエンナーレに出展。
主な作品に《左官屋さんの家》《homestead》《IHクッキングヒーター2003》。
http://www.bews-web.com/