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松田──山崎さんは、建築出身ではないのに、建築や空間に興味を持って建築雑誌の編集もしています。さらに建築関係の課外活動もしていますが、こういったモチベーションはどこから生まれているのでしょうか。
山崎──保健室の研究をしている時に建築は面白いと気づいたのです。研究では、保健室が都市的に位置づけられるということがわかりました。学校制度のなかにおさまりきらない、もしくは制度のなかでは否定されるようなことが保健室では受容される。保健室には制度内制度のような空間があるのです。......
出演者プロフィール
山崎泰寛
1975年生まれ。編集者。横浜国立大学大学院教育学研究科、京都大学大学院教育学研究科修士課程修了。SferaExhibition/Archiveを経て、建築ジャーナル編集部勤務。藤村龍至とroundabout journal共同主宰。主な論考に「葛藤する家具」(10+1 No.18、INAX出版、1999)、「都市は学校でつくられる」(10+1 No.29、INAX出版、藤村龍至と共著、2002)など。