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南──この本は4部構成なので、第二部は起承転結の承、つまり盛り上がりの部分です。全体のイントロ的な印象があるで、読者にとっては一番入りやすいのではないでしょうか。......ジェンダー論では女性と建築との関わりなどについて書かれています。また、自伝論では建築家の自意識、建築家とはいかなるものかが語られています......この本のタイトルにもなっている「建築はいかに社会と回路をつなぐのか」では、新しい時代の建築家像が提供されていておもしろい。僕もひとごとではないなと、身につまされるところがありました......
『建築はいかに社会と回路をつなぐのか』
著者:五十嵐太郎
発行:彩流社
発行日:2010年1月20日
サイズ:288頁
価格:2,310円(税込)